いざ、八ヶ岳へ!(詳細記事掲載)


(前日の様子)
昨日の1時半、登山キャンプに参加する子全員が集合し、始めの会が行われました。
食材や荷物等の団体装備の仕分けをし、自分のリュックへパッキング。
夜は大学生のリーダーによるレクレーションをして楽しみました。
引率スタッフは志學館大学の平田先生と皇学館大学の叶先生、そしてくずてつ、みぽりんで、
そのほかに学生さんが4人リーダーとして同行します。


(さあ、出発だ
今日は6時起床。テキパキと準備が進み、予定より30分早く7時半に出発ができました。
天気が良く、道中八ヶ岳がくっきりきれいに見ることができました。
八ヶ岳山荘(美濃戸口)に10時ころ到着。バナナを食べ、10時半ころ、班ごとに登り始めました。
今日の巻頭の写真は山荘前、歩き方などの説明を受けているところです。

気になるお天気ですが明後日は曇りや霧の予報ですが、思いのほか良さそうです。
 
 (ここまで山荘までの日帰り引率ドライバー きんぎょ)

(荷物が、肩にくりこむ)
八ヶ岳山荘から美濃戸山荘までは1時間程度。歩く道は林道。20人のこどもたちは4班にわかれ、各班に学生リーダーと本部スタッフがひとりついて歩き始める。しかし、早速、くるしい。笑顔はだんだん消える。
いままで担いだことが無いような重さのリュックを背負って歩くのだ。
汗が、額から吹き出る。
しかしありがたいのは、今日の天気。青空の下を歩けるのは、うれしい。

(お昼ご飯)
美濃戸山荘でお昼ご飯。ザックにつめたパンとジュースが昼食。もちろん、パンはぺっちゃんこw

それでもおいしい。さあ、ここからが本番、山道を歩く。コースタイムは2時間となっているが、しかし通例、4時間程度かかっている。4時間、重い荷物を背負って、山道を、しかも沢沿いの岩の道を歩くのだ。


(歩く、歩く。泣いて歩く)
30分ほどあるいて5分休む。どの班もそんなペースで進む。沢沿いの森の道はさわやかな風が吹いて気持ちがいいが、しかし歩いても歩いても今日のゴールはこない。地図に書かれている2時間が経過しても、「まだまだ」。
沢に出会い、沢とわかれ、それを繰り返して高度をかせぐ。
背中の荷物の重さは変わらないはずなのに、感じる重さは確実に重くなっている。
泣きながら歩いた子がふたり。女の子。初参加の子。
しかしあっぱれじゃないか。泣いたって、歩くのをやめない。投げ出さない、あきらめない。
さすがだ。浪合通年合宿のこどもたち。



途中、幾頭もの鹿と遭遇。鹿の歩みは優雅で、樹木被害も多いのだろうが、その姿を見て、心が愉快になったり、和んだりした。


(行者小屋到着)
16時ころから続々と各班が行者小屋に到着。先頭班と最後尾班の時間差はおよそ40分程度。例年並みだ。
到着したときの充実感は格別である。

小屋の前でザックをおろす。背中を風がすりぬける。気持ちがいい。
「ああ、かるい!」
子ども達がはねながらうれしそうにいう。満面の笑顔。
軽くなったところで、テント設営。行動班は男女混合だが、テント班は男女別。


テントができあがったところで、汗を拭き、着替え。
のんびりしているわけにもいかず、すぐに夕食づくり。
キャンプ用バーナーやクッカーをつかって、今夜のディナーをつくる。
メニューはカレーうどん。ただし、うどんは早くゆであがるように、ひやむぎを使用。
正式名称は「ほっとカレーひやむぎ」。うむ。あったかいんだか、つめたいんだかw

(夜のつどい)
夕飯を食べ、のんびりタイムを楽しんだら、夜のつどい。
歌を歌ったり、明日の予定の確認をしたりして、すぐに就寝。

明日は、4時起床。今日はつかれている。早く寝ないと。

(ミーティング。天気予報が悪化・・・)
子ども達が就寝してから、リーダーとスタッフのミーティング。
今日一日のこどもたちの様子と、明日の予定の詳細の確認。
ここで一番長く検討を要したのは、明日のルート。
天気予報が悪化し、午前中は晴天に恵まれるものの、午後は大雨、雷雨に見舞われる予報。
例年、16時から17時までかかる二日目の行程をそのまま踏襲すると、かなり厳しい状況に追い込まれる。
しかし、コースは魅力にあふれ、人の心をつかんで離さない。何より子ども達は全員やる気を持って明日を迎えようとしている。予報はあくまで予報。今までもはずれたことはあるし、降られたこともある。雨合羽をきたまま歩き続けた年もあったじゃないか。
・・・しかし、大雨、雷雨となると、話は違う。
地蔵尾根から降りるか。しかしそこは階段で段差が大きく、雨で滑る状況ではこわい。
じゃあ、地蔵尾根から登り、赤岳、中岳、中岳コルから行者に戻るか。しかし岩の階段は段差が大きく、人がすれ違う幅も休憩できるところも乏しい。低学年といっしょに登るのに、適切といえるか。
じゃあ、どうする・・・・。
なかなか結論が出ない。
最終的には、天気予報が書き換わるたびに予報内容がかわっていることを理由に、明日、赤岳山頂についたところで最新の天気予報とその時の時間、およびこどもたちの様子を総括的に材料にして決断することとし、現段階では予定通り、中岳コルから登り、赤岳、横岳、硫黄岳までまわる予定でスタートすることとした。

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