アドベンチャーコース活動報告

始まりました。アドベンチャーキャンプ。はじめの会ではキャンプの約束(話をきく、返事をする、仲良くする)の他に、アドベンチャーキャンプのテーマ「一歩を越える勇気」を持とうのことを話しました。もうだめだというところからあと一歩だけ進んでみよう、チャレンジしてみようという気持ちで取り組もう、と。
自己紹介とともにキャンプへの意気込みを話します。「全力でキャンプする」というような気持ちを表してくれて嬉しかったです。また名古屋発にしかないこのアドベンチャーキャンプに、東京から名古屋経由で参加してくれたお友達もいました。そんな熱い気持ちを聞いてスタッフも気が引き締まります。

最初はクライミングです。


どれぐらい登れたかはそれぞれでしたが、それぞれに良いチャレンジでした。高さになれるチャレンジもあったし、クライミングの本格的なコース(5.9や5.10aなどのレベル)にいどんでいる子もいました。登れる子が何人かいたので、助け合いの気持ち半分、ライバル心半分という感じで切磋琢磨できました。
応援したりするなかで、だんだんと人間関係も打ち解けていったようでした。
四時間ほどしっかりと取り組みました。

浪合神社へ参拝したり、基地作りの予定地を下見しているうちに辺りは暗くなっていきます。

カレーを食べたあとはロープワークやシェルターの作り方を学びます。
本結び、ふた結び、まき結び、自在結びと4つの結び方を知りました。

今夜はバンガロー泊です。

2日目
朝起きたら、すばやく身仕度を整え、荷物をまとめます。
基地作り予定エリアへ行き、昨日の学習をふまえながらどこに基地を作るかチームごとにイメージをもちます。また石ころや草を取り除いたりと整地作業にもとりかかります。

朝食後はラフティングにでかけます。


いくつもの瀬をこえて、自然が作り出すジェットコースターを楽しみます。途中のジャンプロックでは、3メートルほどのところからジャンプもしました。

温泉につかった後は基地作りを本格的に作り始めます。




夜寝るためのシェルターとかまどを作ります。スタッフは危なくない限りは口出しはせず、子供達の試行錯誤を見守ります。今年は特にチーム内の仲が良く役割分担や道具の貸し借りがスムーズだったと思います。なかなか良いシェルターができました。このような技術は災害時でも役に立つのではと思います。チームで作った自作のカマドでの飯盒炊飯は、通常の炊飯より困難でしたが、試行錯誤しながら炊飯しました。
シェルター作りと飯盒炊飯で三時間を越える活動でしたが、のめり込むように取り組んでいました。
夕食はみんなの炊いたご飯と鶏肉もジャガイモの煮物です。
同じくブルシートとロープで作られた本部スペースにて、ランタンの灯りに照らされてご飯をいただきます。

食後は浪合神社に肝試しに行きました。みんな1人で歩いてみることに挑戦しました。挑戦は一歩でもかまいません。ゼロ歩ではなく、一歩だけでも足をふみだしてみることを心掛けました。

夜はシェルター泊でした。ドキドキの夜です。

3日目
朝声をかけると男子チームはすぐに起きましたが、女子チームは熟睡していて少し時間がかかりました。

朝食を食べたあとはいよいよアドベンチャー川遊びです。
ライフジャケットとヘルメットを装備し、入念に注意事項を伝えます。
いよいよ移動となります。川原に着くまでに、山道や崖を降りる必要があり、1人1人安全を確保しながら降りるので、それだけでも小一時間かかります。






さあ沢を遡上していきます。流れてに負けないように泳ぎ、岩場を登り、ふたたび泳ぎ、岩場を登ります。泳力が弱い子はスタッフがサポートしました。サポートした子には「来年のアドベンチャーキャンプに向けて水泳の特訓だ」と言っておいたので、帰ってから水泳が熱心になったら、アドベンチャー川遊びの効果だと思いますw
たどり着いたのは見事な滝です。昨年は水量が多くて突破できなかった水流を今年は突破でき、二年ぶりに滝までたどり着くことができました。
帰りは飛び込みをしながらスタートポイントを目指します。飛び込みの高さに昨日のラフティングとさほど変わりませんが、水の雰囲気と寒さで飛べずはしごで下った子もいました。
スタートポイントの川原で食べるのは「いままでで一番美味しいカップヌードル」です。

長時間の行動でペコペコになり、冷えた体で食べるヌードルはとても美味しいです。

再び崖を登って、川原を離れます。川原から上がると辺りはとても暖かいです。駄菓子屋さんでおやつを買い、シャワーをあび、唄を唄ったりしながら休憩します。

さあ再び飯盒炊飯の時間です。昨日のカマドの弱点をスタッフから指摘し、その改善策をとりつつ、ご飯を炊きました。


おとといや昨日と違いだんだん遠慮がなくなってきて、意見がぶつかる場面がありましたが、「ケンカにならないように気をつけよう」などと声をかけあっていました。



夜は生還記念バーベキューです。色々な冒険を共にしてきた仲間と炭火や焚き火を囲んで時をすごします。
マシュマロ焼きも楽しいし、リーダーのお仕事の話もためになりました。
さあいよいよ明日は最終日です。

最終日
朝から飯盒炊飯です。昨日の飯盒炊飯の課題として指摘した、火の高さなどに気をつけて炊飯します。同時にシェルターの撤収も行います。うまく役割分担ができていました。

朝食のあとは、使った道具の片付けをしっかり行います。
続いて野菜収穫。

ピーマンや茄子を収穫しました。またミニトマトを収穫してすぐのものをいただきました。美味しいですね!


続いて川遊び。浮き輪で流れたり、飛び込んだりと最後の活動を楽しみました。
シャワーをあびて、荷物をまとめたら、唄タイム。
そして最後のまとめの時間に入っていきます。
みんなで将来なりたい仕事や、キャンプを終えてみての感想なとを話しました。


みんな達成感を感じているような表情でした。

今年も充実した内容の活動をすることができました。
素晴らしい経験をつめた三泊四日だったと思います。

職員 ちゃづけ(近藤裕佑)