ちゃり部2日目。 - NPO法人なみあい育遊会　浪合通年合宿センター　わくわく日記

　５時起床。速攻、寝袋たたみ、テントたたみ。

その裏でお湯をわかします。
　朝食は動きながら食べます。ドーナツ、バナナ、そしてスープ。他にもありますが、移動食として携行、休憩時に食べるという作戦で出発を急ぎます。

　ぺーとあかやんは４時半に起きてあらっぴーを連れて現地に来てくれました。そして、今日は快晴です！

　「来た時よりも美しく」を実践、資材、ゴミを車に詰め、さらにみんなも乗り込んで、昨日のおまけ走行で到達したポイントまで移動します。

　あらっぴーは昨日まで体調不良だったことから、ぺー、あかやん、あらっぴーで２台の自転車をまわすローテーションを組んでそこにとりあえず入りました。

　早朝のジョギングランナーや軽トラに乗ったおじさんたちとすれ違いながらさわやかな天竜川沿いの道を南へ。今日はアップダウンが昨日より多いルートとなります。
　登りはきついけど、下りはちょー快適！新緑を漏れる光と爽快な風が体をすり抜けていきます。

　途中土手で自然観察をしたり、公衆トイレツアーをしたりしながら中川村、松川町と通り過ぎてゆきます。

　それにしても今日の中央アルプスのきれいなこと！雪を戴いた峰々がいまだ春らしい霞みがかった青空との淡いコントラストの中にそびえたっています。

　松川町から豊丘村、喬木と進みます。山のふもとの道から、里の道に少しずつかわっていきます。

アルプスはいつのまにか背中の方になってきました。
　１ターン１ターン積み重ね、飯田市に入ります。
　ラスト１ターンはおよそ３キロの道のり。ゴールまで９００メートルという地点で、ちょうど交代要員の番になった子どもたちが車を降ります。自転車組といっしょに自分の足でゴールしたいという願いから、走るというのです。結構結構、いいことじゃないですか！！

　私は一足先にゴールについて、それからみんなを迎えたのですが、きれいな隊列のまま、ランニングの速度にあわせてみんながこちらに近づいてきます。ひとり、またひとりとゴールイン。到着です。自転車走行過程、無事終了です！昨日は予定に遅れなどが生じましたが、今日は逆に１５分昨年よりも早く到着することができ、みんなの顔をいくらか誇らしげでした。
　ゴールは飯田の「ほっとアップル」という温泉施設。その裏に公園があるので、そこで自転車走行の総括をし、温泉に入りました。
　入浴後は公園で昼食。

それからふりかえり。ひとりづつこの旅で「発見したこと」「協力を感じた場面」「感動したこと」を発表しました。
　自分の力を発見、みんなのやさしさを発見・・・。テント設営を手分けした手早く仕上げることができた協力、励ましてくれた仲間の声に感動、全員で無事ゴールできたあの瞬間の感動・・・。それぞれが自分の言葉で、「発見」｢協力」｢感動」を語ってくれました。

　１５時３０分、ほっとアップルから浪合にむけて出発です。１６時３０分にセンターに到着し、資材や荷物をおろし片づけに入ります。その裏で、相談員がもう一度ほっとアップルにむかい、自転車を回収してきます。
　１９時、自転車回収が無事終了。寝袋干しや資材の収納は明日持ち越しになりましたが、これにてちゃり部二日目は終了、とあいなりました！
　「じぶんのためより、チームのために」をずっといい続けたチャリ部でしたが、それは「チームのためにがんばれるじぶんづくり」の旅でもありました。
　俺たちは、チームです。年齢、性別、得意不得意いろいろあるけど、だからこそ、ひとつになるんです。全３７ターンの旅は、第１８期浪合通年合宿という新しいチームが本当の意味で生まれるための、旅だったのです。