薪を運ぼう


 学校の帰り、冬はすぐに玄関に入って「いってきました」ではありません。
まき置き場へ行って、ひとり2本くらいずつ、薪を持って縁側にまわり、
そこにおいてある薪入れにいれて、それから「いってきました」です。
 大広間においてある薪ストーブは、その薪を燃やして、一晩の暖かささを得るのです。
薪ストーブの上のやかんには、いつもお湯がわいています。
 お湯は、湯たんぽに利用され、あたたかい就寝をこどもたちにあたえてくれています。
 薪は、裏山の木を間伐してつくったり、廃材を利用したりして、冬までにこしらえます。
 薪ストーブ。
 だまっていつもそこにある黒くて四角い薪ストーブは、
私たちにいろんなことを学ばせてくれる、大切なものです。

くずてつ