センターの裏山の紅葉


 ドウダンツツジが真っ赤になってきました。
ウルシはだいぶ前から真っ赤です。サクラの葉も、ホオの木の葉も、はらはらと大地に舞い落ちています。
 浪合は急ピッチで錦の秋に向かっています。
 いい時期になりましたよ。
 
 ところで、知る人ぞ知るセンターのアカバチの巣。
今年は2箇所つくられました。両方とも変な場所につくったんです。
ひとつはみほ、ひろみの部屋の屋根裏。
彼女たちの部屋の窓の上の、屋根と壁の隙間から出入りしています。
もうひとつは・・・台所の北側の窓の外。
これは、壁の中に巣をつくりはじめ、だんだんと外に侵出し、なんだかエイリアンにとりつかれたような壁になっちゃいました。
両方とも盛んに活動していますが、どっちかというと、台所の巣の方が勢いがいいです。

 アカバチは軒下にまあるい巣をつくることが多いのですが、今年はなぜか、屋根の下とか壁の中につくっているケースが多いです。見本で置いておいた鳥の巣箱の中につくられたこともありました。

 鳥の巣箱の中につくられた巣は、すぐに気がついたおかげで専用の殺虫剤で撲滅することができましたが、天井裏や壁の中の巣はそういうわけにはいきません。巣箱なら壊したってたいした損害じゃないですが、屋根や壁を破壊するわけにはいかないからです。薬剤の噴射で退治できそうな気もしますが、しかし一網打尽にすべて殺してしまわないと逆にハチを刺激することとなり、大惨事を招きます。目で確認できないところは、やはり手出しできません。
 人間はこんなところでも自然を克服することは困難なんですね。
 秋が深まると、ハチの活動も終息します。あとしばらくで、巣もからっぽになるでしょう。それまではなるべく刺激しないようすごします。
 競争、支配、開発以外に、棲み分けとか融和とか「そっとしておく」とか「がまんする」など(笑)、自然との付き合い方にはいろいろあるものです。
 
くずてつ