京都のつどい、二日目
泉湧寺にて
京都のつどい二日目。6時に起床。
洗面をすませたら、お寺(戒光寺)の和尚さんにお勤め体験をさせていただきます。
10メートルほどある仏様にむかい、和尚さんがお経を読まれるのを、
私たちは正座して聞き入ります。およそ30分の読経の間、ずっと正座。
足が痺れた子もいましたが(大人も)、ほとんどの子は足を崩さずがんばりました。
これにはちょっとびっくり。たいしたものです。
お勤めのあと、和尚さんが丈六様(10メートルの仏様・・・これ、国の重要文化財です)のお話をしてくださり、みんな大きな仏様を見上げながら感心したり驚いたり。
たとえば・・・
仏様の手が長いのは、苦しんでいる人にすぐに手が届くように、とか、
仏様の指と指の間には水かきみたいなものがついていて、
これはより多くの人を救えるようにするためだ、とか、
仏像の頭がクリンクリンなのは、悟りを開くとあの髪形になると伝えられているからだ、とか、とか、とか。
お話のあと、本堂にある宝物を見させていただいてから、朝食をいただきました。
その後掃除や退出の準備をすませ、和尚さんに連れていただいて泉湧寺へ行ってきました。
仏殿の三体の仏様(阿弥陀、釈迦、弥勒)もすばらしいし、天井の龍の絵もすばらしい。
その仏殿そのものがすばらしい。
御寺(みてら=泉湧寺は天皇家のお寺ということから「御寺」と書き「みてら」と読みます)
の門をくぐってすぐに見える、
あの坂の下に鎮座する仏殿の姿がすばらしいです。
こどもたちと一緒に院内を散策し、11時頃に京都のこどもたちとお別れ会。
午後は西京極陸上競技場兼球技場に場所を移し、J2サッカー観戦。
「京都パープルサンガ対横浜FC」です。3人だけSSシート(一番いい席)に
座るチャンスがあったので希望をとったところ、
10人くらいの子が手をあげたので、
ジャンケンで「夢のシート ゲット大会」を急遽行いました。
ゲットしたのはしまうま、タグ、まあちゃんでした。
SS席をゲットしたこども以外はA席。
いわゆるコアサポ(濃いサポーター)が陣取る一角のすぐ隣です。
応援歌やコールの迫力がすごいところ。山村から来たこどもたちには、
やっぱり新鮮で強烈だったようです。一緒に手をたたいたり、
紫のタオルをふりまわしたりしました。
90分、座って見られるのかなと心配な子(1年生からいましたから)もいましたが、
無事見終えることができました。
A席ってゴール裏です。私たちの席からは試合は下の写真のように見えます。
残念ながら目の前のゴールを揺らしたのは
横浜FCの城彰二選手(フランスW杯の時の日本代表FW)で、
京都が奪った2ゴールは両方とも反対側だったのですが、
プロサッカースポーツの迫力とスポーツ観戦の醍醐味は味わってもらえたかと
思います。地域を愛する仕組みのして捉えた場合、Jリーグはなかなかうまく
機能していると思います。地域を愛するひとつの姿を、この試合から感じて
もらうことができればいいな、と思いました。
たいへんだったのはそれから。
J2優勝皿授与式が終わったらすぐに競技場を後にしたのですが、
まず、京都南インターまでが渋滞。
それから一宮あたりで渋滞。結局予定より1時間以上遅れて帰村。
10時近くになってしまったので、センターの子以外の子は、各戸に送っていきました。
センターのこどもたちはそれからお風呂に入ったりして、すぐに就寝。
明日の学校、元気に行けるといいのですが。
両日とも天気に恵まれ、鞍馬山ハイキング、
お寺での宿泊体験、泉湧寺散策、サッカー観戦と、
予定していたことは全て楽しく実施することができました。
くずてつ